CREATE
春匠とは
実験劇場『春匠』…春田純一を座長に、余計なものを全て削ぎ落とし、役者が放つ空気感と五感と本能だけで存在する。
そんな表現を目指したい。『リアルな演技』『生っぽさ』を軸として映像のような舞台表現創りをしています。
2018年8月神戸三宮シアター・エートーにて初演した
『チョコレートケイキ』
賛否両論を頂いた作品であります
これぐらい賛否両論分かれる作品は
私の中である意味成功と確信致しました
余計なものを全て削ぎ落とし 役者が放つ空気感と五感と
本能だけで板の上で存在する 内容は一切説明されない
コンピュータが何でもやってくれる現代
失われていく人間の持つ能力を呼び覚まし
役者もお客様も感じて想像する
集中して静寂の中で空気感を体感する
それだけで芝居を持って行くのは厄介ですが
そんな余韻の残る芝居に挑みたかったのです
本日は 御来場賜りましてありがとうございます
『晴矢純三郎一座』
〜どうせ一度の華ならば
歌って散らす恋炎歌~
晴矢純三郎を座長に、演歌歌謡を歌いながら旅回りをしている一座。一座は、家族のように寄り添いながら街から街へと旅をして舞台に立っている。そして、幼い頃に親を亡くし、孤児院に引き取られた男。夢も持たずに平凡な毎日を送っていたある時、親に手を引かれてよく通っていた劇場跡地に足が向く。一座をこよなく愛していた昔を思い出した男は、私財をなげうって劇場を建て、杮落としに一座を呼ぶのであった。
2021 春匠プレゼンツ
春田純一俳優生活50周年記念公演
定本 熱海殺人事件
集団就職で上京してきた大山金太郎は、幼馴染のアイ子を熱海の海岸で殺害してしまう。
熱海で起きた平凡な事件を、東京警視庁捜査一課の木村伝兵衛部長刑事は、型破りな捜査法で自分が望む一流の事件へ導こうとする。
そこに富山県警から花の東京警視庁に意気揚々と赴任してくる熊田留吉。
伝兵衛とその部下片桐ハナ子と共に熊田の想像をはるかに超えた捜査法が目の前で繰り広げられる。
伝兵衛の捜査法に翻弄されながらもいつしか、その中に参画して行く熊田であった。
1974年に岸田國士戯曲賞を最年少で受賞した、つかこうへいの不朽の名作である。